鳴海くん

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そのせいか、鳴海くんは 『あ!!隠し事だな!!ひどいよ…僕に隠し事だなんて…友達…だよね?』 自分が怒っていきなり聞いてくる鳴海くん。 この人は…ほんと変な人だ。と思う。 「うん!友達だよ」 わたしははっきり答えた。 友達に決まってる。こんなにいいこ、むしろ私が友達になってほしいと思うくらいだ。 まぁ…めんどくさいとこもあるけど。 そこはあえて目をつぶろう。 私が“友達だよ”と言うと、パアァと顔が明るくなって、まわりに花が飛ぶ。 『ほんと?ほんとにほんと!?』 「うん!」 私も自分なりの明るい笑顔で答えた。
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