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「ん、ここ何処だ?」
目が覚めると何もない空間に居た
「目が覚めた様だね、アイル君」
「だ、誰?」
振り返ると何か分からない影が後ろに立っていた
「まだ目覚めたばかりで状況が理解出来ないかもしれないが聞いてくれ。」
ただ黙って話を聞く事しか出来ないアイル
「訳あって君の過去の記憶を全て消させてもらったよ」
その言葉を聞いてようやくアイルは口を開いた
「ちょっと待てよ!記憶を消したって?記憶を消されてるから分からないのかも知れないけど、元いた場所わ?家族わ?友達わ?」
「君の家族、友人の記憶をいじって君に関する事全てを消させてもらったよ…君は完璧に世界から孤立した存在だ」
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