天野 翔

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自分の名前が無いことに気がつくと、何故かモヤモヤしたので、そのリストを見せてもらうことにした。 「リストを見て名前を決めたいので見せてもらえませんか?」 アース社長は頷いてリストを何処からもなく取りだし、こちらに渡してくれた。 そのリストにはいろんな人の名前がずらりと、国別に分けられていた。 アメリカ、カナダ、中国、ドイツ、オーストラリア、ロシア、ひとつの国の中の名前を、見るだけでも数え切れないほど沢山の名前があった。 そこで自分は、あるひとつの国に目が止まった。 そこは日本という国だった。 それは何となく目に止まっただけだったのだが、何故か自分はこの中から決めようと、心に決めていた。 日本という国でも、やはり数え切れないほど沢山の名前がある。 「天野 翔。格好いい名前だな!」 格好いい名前だったので、思わず口に出てしまった。 「格好いいという理由で決めて行かれる方も結構いますよ。」 自分は成る程と頷き名前を決めた。 「この天野 翔という名前に決めます!」 アース社長はにっこり笑顔になった。 「かしこまりました。国は日本で名前は天野 翔でよろしいですか?」 自分は頷いた。
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