現代の恋文と、廻る

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『じゃあさ、ちょっと相談乗ってくれない? ゆうみも相談のるしっ!』  なんだろうこれ、何かの罰ゲーム? そんなに日頃の行い悪いかな僕。ボランティア活動でも始めようかな。 なんておもったけれど、やっぱり好きな女の子とメールできるのは嬉しいから、引き受けてしまった。 そして今に至るわけで。わりと頻繁にゆうみからメールは来るんだけれど、好きな人にメールとかして距離縮めた方がいいんじゃないだろうか? 『メリーゴーランドだよ! 前に進んでるはずなのに追いつかなくて、結局戻って来る。すっごいもどかしい』 「三人目のわからない三角関係を強いられてる方がもどかしいわ!!」  僕の悲痛な叫びがワンルームマンションを埋めていく。くそぅ。しかも進展してるのかよぅ。 『どういうこと? 進展してるならいいんじゃない?』  さり気なく状況聞いてしまってる僕はずるいのかなぁ。いいなぁ、僕は進展してるのかわからないよ。 『毎日メールしてるんだけどなぁ、いまいち進展してるかどうかわかんない。どうしたもんかねぇ』  行き詰まってる感じなのかなぁ。好きな女の子だけど、応援してあげたいんだよね。ここはきちんと考えてあげよう。悔しいけど……。 『じゃぁ遊びとか誘ってみたら? ご飯だけとかでも全然いいと思うし』
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