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暫くして。
夏「…とまぁそういう訳だから。ちょっとこいつの頭がおかしいだけだから気にしないでくれ」
茉「失礼な。私はいつも正常だって」
?「あはは…」
?「………………」
茉「ね?」
ね? じゃねえ。
?「…まぁ、アブナイ関係じゃなくて良かったです」
茉「私はそう思われても別に嫌じゃないけどねぇ~」
夏「馬鹿は置いといて。改めていらっしゃい、2人とも。春風と、その子は春風の友達?」
?「あ、はい」
春「そうだよ。この子は蛍ちゃんって言うの」
?「新しく学園に通うことになった、門脇蛍です。どうぞ宜しくお願いします」
夏「宜しくな。…ていうかさ、2人ともいつの間に家に上がってたの?」
春「え? 茉莉ちゃんに、勝手に庭から入っていいって昨日言われたんだけど」
蛍「一応部屋の扉もノックしました。でも聞こえてらっしゃらないようでしたので…」
夏「……茉莉…💢」
茉「え、あ…」
夏「ここは私の家だろ。春風たちに何勝手なこと言ってんだ」
茉「あはは、ご、ごめん~」
きっとこいつは、私の家を学園の部室か何かだと思ってる。
学園とは冊一つ隔てているだけなために尚更だ。
そもそも人の家だという感覚が無いのかも知れない。
蛍「…大変ですね」
春「まぁ、夏穂ちゃんと茉莉ちゃんはいつもこんな感じだよ」
夏「もう少し非常識なところが治ればいいんだけどな…」
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門脇蛍…かどわきほたる
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