プロローグ

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「最後に…お願いきいて?」 その言葉に雀夜達は泣きながら 「「最後なんでっ…言わないで!!」」 同じ言葉をはっした 母親はそれを聞いて尚更涙したが優しく 「二人の…笑顔…見せて?」 雀夜達は涙でグシャグシャだが一生懸命母親に笑顔を見せた 「ありがとう…大好きだよ…」 そう言って母親は隣の父親の肩に 寄り添うように瞳を閉じる 「ママ"っ!!」 泣きながら雀夜達は何度も何度も親を呼んだ… 夫婦はまるで寝ているような穏やかな表情をし 永き眠りへと旅立った… 遠くから救急車のサイレンが聞こえ始めていた…
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