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「地上は危険デス。地球上全テの生命に告グ。地下へ移住しナサイ。安住の地『NOA』へ行クのデス」
地球連邦ホストコンピュータ「MIROKU(ミロク)」がこの危機を予想し、前もって地下居住シェルター「NOA(ノア)」を建設していた。
この「MIROKU」は世界各国のホストコンピューターと繋がっており、地球上ありとあらゆるマイナス要素・すなわち戦争、飢饉、などといったものを回避できるよう独自にマニュアルを設定し、その管理の元で世界は安定した「平和」を手に入れたのである。
代わりに人は「ミロクは神」と崇めるようになり、自我を失い、ロボットのようにその通りに動くようになった。
事実上、ミロクが世界を支配しているといえよう。
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