141人が本棚に入れています
本棚に追加
「・・・ッ!! お前!!」
最初に俺の椅子を蹴った奴が、真っ赤な顔で怒鳴り・・・
連「・・・!」
そのままの勢いで手を振り上げる。
・・・下りてきた手を咄嗟に避けようとして、止めた。
いつまでも突っかかって来られるより、殴られる方がマシだ。
連「・・・」
目を閉じて衝撃を待っている。
――――しかし、いつまで待っても何もおこらない。
連「?」
不審に思いながらも目を開けると・・・。
カ「柚希(ユウキ)。コイツ、俺の大切な奴だから手・・・出さないで」
いつの間に帰って来たのか、カケルが俺の前に立って柚希と呼んだ奴の手を掴んでいた。
最初のコメントを投稿しよう!