いち

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「・・・ッ!! お前!!」 最初に俺の椅子を蹴った奴が、真っ赤な顔で怒鳴り・・・ 連「・・・!」 そのままの勢いで手を振り上げる。 ・・・下りてきた手を咄嗟に避けようとして、止めた。 いつまでも突っかかって来られるより、殴られる方がマシだ。 連「・・・」 目を閉じて衝撃を待っている。 ――――しかし、いつまで待っても何もおこらない。 連「?」 不審に思いながらも目を開けると・・・。 カ「柚希(ユウキ)。コイツ、俺の大切な奴だから手・・・出さないで」 いつの間に帰って来たのか、カケルが俺の前に立って柚希と呼んだ奴の手を掴んでいた。
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