いち

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オレ・・・波崎 連夜(はざき れんや)は何故か、 超金持ち学校に入学する事になった。 一応特待生で、学費等必要な資金はすべて免除と言うことになっているが 孤児院育ちのオレにとっては金持ちばかりの学校なんて嬉しくもなかった。 ・・・それでも嫌だと言うことが出来なかったのは、 オレをこの学校に入れようとした理事長って奴が 孤児院に大量の援助金を送ったため、断るに断れなかった ・・・・・・・・・いや、"断れないように仕向けられた"からだ。 どうしてそこまでしてオレをココに入れようとしているのか、不思議に思う。 ・・・まあ、考えたところでどうにかなる訳では無いが・・・・・・。 連「はあ・・・」 1つ溜め息をついて、新品の制服に着替える。 ・・・今日から転入かと思うと憂鬱で仕方がない。 連「よし・・・」 ネガティブな思考を振り払って、無駄に広い寮を後にした。
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