第一章~優しい兄とイジワル弟~

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しばらくして 昼間来た家の前で 祐也さんは車を止めた。 (え?また?) そう思いながらも あたしは二人について行く。 部屋に入るなり お兄さんの昌也さんは キッチンへ直行。 コタツには あたしと祐也さんの2人っきり。 話す会話などあるはずもなく 音楽を聞こうと ケータイをいじっていると 「何ケータイばっか 触ってんだよ」 そう言って取られた。 「ちょ…返してくださいって」 あたしの言葉を完全無視し 勝手に触りだした祐也さんに 唖然とする…
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