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しばらくして
昼間来た家の前で
祐也さんは車を止めた。
(え?また?)
そう思いながらも
あたしは二人について行く。
部屋に入るなり
お兄さんの昌也さんは
キッチンへ直行。
コタツには
あたしと祐也さんの2人っきり。
話す会話などあるはずもなく
音楽を聞こうと
ケータイをいじっていると
「何ケータイばっか
触ってんだよ」
そう言って取られた。
「ちょ…返してくださいって」
あたしの言葉を完全無視し
勝手に触りだした祐也さんに
唖然とする…
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