第十章~気分転換-真実と照らし合わされて…-~

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「い、いいですよ別に 髪の毛くらい 自分で洗えますから…」 今思えばかなりの正論だ。 でも…… 「まあまあ たまには、ええやん! 俺ら仮の恋人同士なんやし」 ニコニコと笑いながら 昌也さんは言う。 (気味が悪い… 何をニコニコしてんの? 何か笑う事あったっけ?) そんなことを思いつつも 車は昌也さんの家の前で いつものように停止したけど あたしの足取りは重く 笑う余裕などないまま リビングへと向かったー。
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