第十章~気分転換-真実と照らし合わされて…-~

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「姉ちゃんの髪の毛 かなり傷んどるなあ… 裕也が近づかんはずや… 短くしたらええやん」 昌也さんの言葉に あたしはイライラしながら (もっと言葉選べよ!!) 声に出さず呟く。 「髪の毛、短く切ったら 手入れも楽ちゃう? それに裕也も見とれると思うで」 正しく言うとすりゃ こうなるのかも知れない。 だけど… 昌也さんの言葉には 下手な上に いちいちトゲがあった。
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