第十章~気分転換-真実と照らし合わされて…-~

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昼食にはラーメン…。 裕也さんが奢ってくれて 金欠にはありがたかった。 だけど…… 異性の前で食べるのが 苦手なあたしには ラーメンなんて どう食べて良いのか分からない。 ましてや、あたしは猫舌…。 ズルズルと啜るべきなのか レンゲを使い 一口ずつ口に入れるべきなのか それさえも分からないのだ。 「食べんのか?」 隣にいた裕也さんに聞かれて 「た、食べますよ」 慌ててそう答えるものの ほんのちょっとずつしか 口に入れる事が出来ず 最終的には… 「少食だからお腹苦しい」と ごまかして、皆に食べてもらい 「残すんなら、 もう奢ってやらんぞ」って 裕也さんに怒られる始末…。
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