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その日の夜。
【今から会える?】
そんなメールが届き
あたしは
浮かんだ疑問を飲み込んで
もう一度会うことにした。
“ほかの人ならともかく
この人ならいっか。”
そう思い、一回目なんかより
もっと可愛い服で
待ち合わせ場所に向かうと
昼間とは違う車が止まっていた。
「お、こっちこっち」
そう言いながら
手招きをされ向かうと
「こんな時間にごめんね…」
彼はそう謝ってきた。
「そ、それは良いんですけど…
あの…」
「ん?…ああ、コイツ?
弟の祐也だよ」
「…どーも」
紹介された祐也さんは
素っ気ない様子でそう言った。
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