出会いと再会

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街に一歩踏み出せば、そこは活気であふれていた。 棒手ふりだったり、見世物屋だったり、呉服屋に甘味どころ。 そしてそこに住まう人々。 ようやく『生きた』街を実感することができた。 それに私が歩いていても別に誰も気にすることはない。 たまに商人に声を掛けられるがそれくらいだ。 私は完璧に京に溶け込めていた。 さすがにきゅうり一本ではお腹がすいたので、甘味どころに寄ることにした。 何を隠そう私は乙女である。 甘いものは大好きなのだ。 .
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