始まりは些細な事だった

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屋上扉前 フヒーフヒー で、デブである拙者には階段を昇るのさえ厳しいでござるよ っと ちょっとだけ扉を開けて 耳をすますでござる ふむ、男のほうは 陸上部主将のようでござるな 「あの、先輩? お昼の授業始まってしまうので出来れば早くしていただけませんか?」 おうふ ダメでござるよ舞花そんなに急かしてしまっては💧 「お、おう その・・・だな 花園舞花・・・俺は君の事が好きだ 付き合って欲しい」 言ったぁー 言ったでござる さぁそれに対する舞花の答えは⁉ 「ごめんなさい」 そ、即答⁉ 誰もが羨むイケメソでござるよ? それなのになぜ? 「・・・うえ?」 「えっとごめんなさい 貴方とは付き合えません」 追加攻撃‼ これは酷いでござるww 「・・・ざけんな」 「え?」 「・ざけんなよ⁉ この俺様が付き合ってやるって言ってんだよ黙ってついてこいや‼」 「え? きゃあ⁉」 「ふっ、このまま やっちまえばお前に要はねぇ ひゃはは 黙って俺にくわれな」 「いや、嫌 誰か助けて」 ねお、これは見過ごせないでござる バタン 「ちょっとまつでござるよ」 「んだお前は? 邪魔すんじゃねぇよ」 「こ、こーちゃん⁉ 嫌、見ないで‼」 「デュフフ 舞花の幼なじみの 細身幸太郎と申す者でござるよww」 「・・・細身? お前どっからどー見ても太巻きじゃねぇか(笑)」 「名前負けしてるのは自負してるでござる」 しかしなんでこうなってしまったのでござろうか 「・・・で、その幸太郎とやらなんのようだ? 悪いが今俺たちは立て込んでんだ カップルの情事邪魔すんな」 「嫌、違っムグッ」 明らかに無理やりでござる
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