【第一章】

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( -ω-)グースピー ( ゚ω゚)カッ「覚醒ッ!!」 ベッドから飛び起き綺麗に着地した。そのあとカーテンを開け朝日を浴びた。いつもの日課である。 ( ^ω^)「早くしないと遅刻しちゃうお」 ぱたぱたと部屋の中を行ったり来たりし登校の準備を進める。親は朝早くいつも彼の分の弁当と朝食を用意してから仕事へ行く。息子としてはありがたくもあり少し寂しいぐらいだ。 親に感謝しつつ朝食を平らげ弁当を鞄にしまい学校へ急いぐ。 理由として今日は新学期の始業式だからである。 ( ^ω^)「もうすぐで卒業かお……。学生生活も短いもんだおね」 始業式を終え自席に座りポツリと呟く。 ねー知ってる? 何が?何が? 最近よくニュースで取り上げられてるアレよ。 なんだっけ? 『神隠し』だよ。 ( ^ω^)ドクン 他愛ない世間話に耳を傾け、クラスメイトが言った単語にどこか違和感を覚える。 『神隠し』? はて、何かがおかしい。 ( ^ω^)「今日もきょうとて我輩はぽかぽか陽気に誘われるが如く睡眠学習だお」 いつも通り昼寝を開始する。 だが『神隠し』という単語が頭に引っ掛かり眠る事が出来ない。 ( ^ω^)「神隠し……ねえ。何かが違う気がするお」 「おい内藤。珍しく起きてるようだからこの問題を解いてみろ」 ( ^ω^)「はいお」 ( ^ω^)「……あれ?この問題ってやった事あるお」 教師に指名され黒板にある問題を解こうとするが、自分の記憶では既にこの問題はとっくにやっていたのだ。 「お、よくわかったなお前。実はまだこの単限は教えてないんだぞ」 またもや何かが引っ掛かる。 何かが違う気がするのだ。 放課後いち早く学校を出て帰宅する。親はまだ帰ってきていないようだ。居間のテレビをつけてニュースにチャンネルを回す。 ここ半年で『神隠し』にあった方は確認出来る限りで数千人にのぼります。 ( ^ω^)ドクン「違う」 ( ^ω^)ドクン「何かがおかしい」 ( ^ω^)ドクン「昨日ブーンはなにをしていたんだお?」 違和感の正体を探るため昨日を思い返す。 ( ^ω^)「昨日……。なにも思い出せないお……。」 ますます違和感が頭からはなれない。 改めて辺りを見渡してみる事にした。いつも通りの部屋で特に変わった事は……。 ( ^ω^)「!?」 何かに気がついた。 ( ^ω^)「家具の位置が違うお」
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