【第一章】

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( ^ω^)「全て同じだけど全て違うお」 ( ^ω^)「親が夜中に模様替えをする訳がない」 朝は気がつかなかったが、いつも過ごしている居間の家具の位置が全て変わっていたのだ。 ( ^ω^)ドクン「『神隠し』」 ( ^ω^)ドクン「もう少しで思い出せそうだお」 違和感の正体。 ( ^ω^)ドクン「全て似ているお。家やクラスメイト、いつもの日常も」 ( ^ω^)ドクン「だが違うお。同じだけど全く別の場所みた」 (  ω )ドクン「!!」 (  ω )ドクン「思い出したお!!」 (  ω )ドクン「昨日は夜まで学校で寝てて、帰ろうとしたら……『ドッペルゲンガー』に出会ったんだお!!」 そういうと辺りが暗闇に包まれた。 (メ^ω^)「どうやら大丈夫だったようだな」 目の前に昨日出会ったもう1人の自分が立っていた。 (メ^ω^)「おっと、なにもしゃべるなよ?後々面倒だからな」 (メ^ω^)「お前は少し黙って聞いていればいい」 もう1人の自分は間髪入れずにしゃべり始める。 (メ^ω^)「お前がさっきまで居た場所は俺が居た世界だ」 はあ?なにを厨二病みたいな事を言っているのだろうか。 (メ^ω^)「まあ簡単にいうとお前からすればパラレルワールドってこと。若干元居た世界とは少し違ったかとおもう」 確かに。 ドッペルゲンガーの事が神隠しと言われていたり、全く同じなのに家具の配置が違っていた。 (メ^ω^)「もしお前がなんの違和感も持たずに数日も生活していたら、お前はあの世界の住人となってただろうな」 んーよくわからん。生まれてこのかた真面目に考えたこともなく、すくすくと育って来ましたからに。 (メ^ω^)「っだーめんどくさい。簡潔に説明するぞ」 どうぞどうぞ。 (メ^ω^)「デジャブってあるだろ」 (メ^ω^)「あれは言わばパラレルワールドの自分が見た記憶なわけで」 (メ^ω^)「そのパラレルワールドの自分の記憶が脳で書き換えられて、あたかもその世界の住人だと錯覚させられるってわけ」 説明がようわからなんだ。要するにこれかお? 神隠しやらドッペルゲンガーやらで元居た世界から存在が消えます。 ↓ 消えた自分はパラレルワールドに迷いこんでその世界の自分の記憶を刷り込まれる。 ↓ 違和感を覚えずに生活するとその世界の住人となる。 でおkなのかお? (メ^ω^)「ざっくりとはな」 でどういうことだってばよ。
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