17人が本棚に入れています
本棚に追加
( ^ω^)「全て同じだけど全て違うお」
( ^ω^)「親が夜中に模様替えをする訳がない」
朝は気がつかなかったが、いつも過ごしている居間の家具の位置が全て変わっていたのだ。
( ^ω^)ドクン「『神隠し』」
( ^ω^)ドクン「もう少しで思い出せそうだお」
違和感の正体。
( ^ω^)ドクン「全て似ているお。家やクラスメイト、いつもの日常も」
( ^ω^)ドクン「だが違うお。同じだけど全く別の場所みた」
( ω )ドクン「!!」
( ω )ドクン「思い出したお!!」
( ω )ドクン「昨日は夜まで学校で寝てて、帰ろうとしたら……『ドッペルゲンガー』に出会ったんだお!!」
そういうと辺りが暗闇に包まれた。
(メ^ω^)「どうやら大丈夫だったようだな」
目の前に昨日出会ったもう1人の自分が立っていた。
(メ^ω^)「おっと、なにもしゃべるなよ?後々面倒だからな」
(メ^ω^)「お前は少し黙って聞いていればいい」
もう1人の自分は間髪入れずにしゃべり始める。
(メ^ω^)「お前がさっきまで居た場所は俺が居た世界だ」
はあ?なにを厨二病みたいな事を言っているのだろうか。
(メ^ω^)「まあ簡単にいうとお前からすればパラレルワールドってこと。若干元居た世界とは少し違ったかとおもう」
確かに。
ドッペルゲンガーの事が神隠しと言われていたり、全く同じなのに家具の配置が違っていた。
(メ^ω^)「もしお前がなんの違和感も持たずに数日も生活していたら、お前はあの世界の住人となってただろうな」
んーよくわからん。生まれてこのかた真面目に考えたこともなく、すくすくと育って来ましたからに。
(メ^ω^)「っだーめんどくさい。簡潔に説明するぞ」
どうぞどうぞ。
(メ^ω^)「デジャブってあるだろ」
(メ^ω^)「あれは言わばパラレルワールドの自分が見た記憶なわけで」
(メ^ω^)「そのパラレルワールドの自分の記憶が脳で書き換えられて、あたかもその世界の住人だと錯覚させられるってわけ」
説明がようわからなんだ。要するにこれかお?
神隠しやらドッペルゲンガーやらで元居た世界から存在が消えます。
↓
消えた自分はパラレルワールドに迷いこんでその世界の自分の記憶を刷り込まれる。
↓
違和感を覚えずに生活するとその世界の住人となる。
でおkなのかお?
(メ^ω^)「ざっくりとはな」
でどういうことだってばよ。
最初のコメントを投稿しよう!