【第一章】

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全く訳がわからないお。 (メ^ω^)「こっちの俺は説明が下手なんだっつーの」 (メ^ω^)「んで存在が消える時に必ずパラレルワールドのもう1人の自分に会うわけだ」 それが昨日ってことかお? (メ^ω^)「そう。そんで必ず質問されるんだ『消える』か『残る』かってな」 それってなんの質問なんだお。 (メ^ω^)「自分の存在が消えるか各世界に残るかってこと」 うわー。なんかドストレートな質問なんですが。 (メ^ω^)「ぶっちゃけ質問に意味は無い」 ……。 (メ^ω^)「なんつーかお前も選ばれたわけだ」 ……選ばれた? (メ^ω^)「そうだ」 (メ^ω^)「世界を救うっていう使命にな」 はあ!? すっと目の前が明るくなった。思わず腕で目をおおった。 (メ^ω^)「ようこそ」 (メ^ω^)「世界の狭間ヘ」 目も大分慣れてきて辺りを見渡してみる。 周囲は草原のようだ。そよ風が心地よい。 (メ^ω^)「ついてきてくれ」 もう1人の自分に言われるがまま後を追いかける。 (メ^ω^)「ついたぞ」 もう1人の自分が指をさした。その方向には巨大な都が点在していたのだった。 (;^ω^)「なにがなんだかさっぱり」 当たり前だ。 ただでさえドッペルゲンガーに出会い、その世界から消えてパラレルワールドを体験し、更に世界の狭間なんて場所に来てしまっているからだ。 (メ^ω^)「ここは各世界の世界政府が協力し、ある理由で作られたんだ」 ( ^ω^)「……ほえ?」 (;^ω^)「各世界の世界政府ゥ!?」 なんか話がでかすぎるぞ。 (メ^ω^)「各世界は不特定多数の人間を神隠しやらドッペルゲンガーやらでこの場所に呼び出しているんだ」 (メ^ω^)「まずパラレルワールド同士が繋がっている事がおかしいんだがそれは無視だ」 (メ^ω^)「簡単に言おう」 (メ^ω^)「すべての世界は崩壊寸前まで来ている」 (;^ω^)「それヤバくないかお?」 (メ^ω^)「だからだ。そのために俺達はここに存在しているんだ」 (メ^ω^)「さあ、入ってくれ」 もう1人の自分はそそくさと巨大な高層ビルの中に入っていく。もちろん後を追いかける。 エレベーターに乗り一気に最上階まで登った。 (メ^ω^)「ただいま帰りました」 ( ・∀・)「うむ」 中に1人の中年男性が座っていた。
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