ある日

3/3
前へ
/12ページ
次へ
そうしているうちに、 三階の、いつも挨拶をしていた60代過ぎのおじさんの部屋から 大音量のラジオの音が 部屋の外にまで、洩れていて 変なおじさんだなと思った。 そして奇行が、少しずつ 目立ち始めた頃 三階に住んでるおじさんが 四階の階段を登って来てるところに、遭遇する。 あわてて、『ものすごい音がしたからなんだろうと、思って見に来た』といっていた。 この頃から、よく壁に 子供の足音やテレビの音がうるさいだの、お風呂は、九時以降は、入るな等の 張り紙がされていた。 だいたいは、この、おじさんだとは、思っていたが、無視をしていた。 そうしていると 大家さんから、四階から 二階に、移り住まないか?と、提案された。 そのころ我が家は、家族7人で、1DKに、住んでいたから、狭いだろうということで、 二階は、ワンフロアが部屋になっているから 子供たちにも、いいじゃないかということだった。 大家さんには、主人と話してから決めると話した。 もちろん部屋が広くなるから、内心では、万歳していた(笑) 旦那が、仕事から帰ってきて、この、話をしたら 『えーえいいのかな?』と 戸惑っていた。 それも、そうだ。 家賃の問題もあったからだ。 実際は、そんなに変わらずに、引っ越すことにした。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加