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ブウゥゥゥン--
チカチカ--
ここは、歩き慣れたいつもの帰り道。
車から排出される、ガスの臭い。
青信号が赤に切り替わる風景。
すべてはいつもどうりだ。
だからこそつまらない。
だから、私はいつも思う。『つまらない』と思える私は幸せ者だと……
そんな私は私が嫌いだ。大嫌い。憎い。
消えればいいって思ってる。でも、それを恐がる自分がいる。
情けない。
学校では、ろくに友達も作れずいつもひとり。
周りのみんなは、恋愛真っ盛りだが、私はそういうのに興味なし。
頭もいいわけではない。何の取り柄もなし。
こんな私に何ができる?
いまこの瞬間に…一分一秒はなんのためにある?
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