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第96話
inカラオケボックス
～♪～～♪
夕紀
「ふぅ」
飛鳥
「良いよー夕紀ちゃんっ！」
俺
「お疲れ」
夕紀
「久々のカラオケは気持ち良いですね」
飛鳥
「すっごく綺麗な歌声だったよー！」
恋香
「透き通るって、あんな感じを言うのかな」
俺
「だが男だ」
飛鳥
「もう何でも良いかなって！」
俺
「性別の壁を簡単に超えるんじゃない」
恋香
「羨ましいなぁ……」
夕紀
「さぁ、次は俺の番ですよ」
俺
「よし」
飛鳥
「演歌以外ねっ！」
俺
「Why」
夕紀
「演歌でも良いですけど……最初は最近の曲にしましょうよ」
飛鳥
「一曲ぐらいはあるでしょ？」
俺
「んー……」
飛鳥
「無かったら探してあげようかっ？」
俺
「あぁ、頼む」
夕紀
「ちょ、飛鳥さんズルいです！」
恋香
「にゅぅ……わ、私も探すっ」
飛鳥
「仕方ないなー、皆で探そうか！」
俺
（仲良さそうで何よりだな）
俺
「で、何で俺は3曲歌う事になってんのかなー、と」
夕紀
「気にしちゃ終わりです！」
飛鳥
「この世のっ！」
俺
「俺の世界への影響力を知りたいね」
恋香
「あ、あはは……」
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