107人が本棚に入れています
本棚に追加
第102話
夕紀
「もしや『元兄ちゃん』なのでは」
俺
「そんなのはお前だけで十分だ」
夕紀
「私は今も昔も男ですよ!?」
飛鳥、恋香
「えっ」
俺
「だそうだ」
夕紀
「二人が驚くのはおかしいです!」
俺
「ともかく準備しないとな」
夕紀
「準備ですか?」
飛鳥
「夕紀ちゃんも会ってみたいー?」
恋香
「良い人だよ、多分」
夕紀
(多分……?)
俺
「帰ってくる時は大変なんだ」
飛鳥
「簡単に言うと疲れるよ!」
夕紀
「飛鳥さんがそう言うぐらいですからね……」
恋香
「で、でも独特で良い人だよ!」
俺
「寧ろ褒める所は独特な所しか無い」
飛鳥
「ある意味天才肌かなっ!」
夕紀
「さっきからその人は褒められてるんでしょうか……?」
俺
「考えるだけ無駄だな」
飛鳥
「来る度肉体的に疲れるからねっ!」
夕紀
「はぁ」
恋香
「いつも迷子になるんだ」
夕紀
「肉体的っていうか物理的ですね!?」
最初のコメントを投稿しよう!