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第105話
夕紀
「四手に別れますか?」
俺
「その方が効率良いか」
飛鳥
「捕まらないと思う人挙手!」
俺
「はい」
恋香
「は、は~い……」
夕紀
「何か辛いんですが」
俺
「お前が悪いんじゃない、姉ちゃんのネジが悪い」
飛鳥
「頭は良いけどね!」
夕紀
「納得いきません」
恋香
「私はもう諦めてる、かな」
俺
「恋香が言うんだからな」
夕紀
「事の重大さがよく分かります」
俺
「ま、それぐらいしか出来る事は無いか」
夕紀
「結局別れるんですね」
飛鳥
「きっと何しても無駄な気がするから!」
恋香
「数打ちゃ当たる……?」
俺
「弾をすり抜けてると思う」
恋香
「あ、あはは……」
飛鳥
「およ、前からバスが」
ブロロロロロ
俺
「乗ってるな」
飛鳥
「乗ってるね!」
恋香
「一番後ろの壁側に……」
夕紀
「本当にこの辺りに住んでたんですか!?」
俺
「あれは高速バスか?」
夕紀
「何で乗れたんでしょうか」
飛鳥
「もう運転手と顔馴染みなんだ!」
恋香
「今更ながら凄いね……」
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