第101話~

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第107話 俺 「今回は夕紀からか」 夕紀 「はいっ!」 俺 「しかしどこにいるやら」 夕紀 「そもそもどんな容姿なんですか?」 俺 「さっき見ただろ」 夕紀 「一瞬で見えたあなた達がおかしいです」 俺 「そうか」 夕紀 「はい」 俺 「じゃあ探すか」 夕紀 「だから教えてくださいよ!?」 俺 「そこまで夕紀がせがむなら仕方ない」 夕紀 「何で私が悪いみたいになってるんでしょうか」 俺 「黒長髪のサイドテール、鋭い目付き、そしてジャージだ」 夕紀 「……何か最後に変なのが来た気がします」 俺 「都会の真ん中でも全身ジャージを着て歩いてた姿には、畏怖の念さえ抱いたね」 夕紀 「度胸があると言いますか、何というか」 俺 「マイジャージが20着ぐらいあると思うぞ」 夕紀 「そんなにどうする気ですか!?」 俺 「布教にも鑑賞にも、洋服としても使ってるらしい」 夕紀 「ジャージにそんな利用法が……!」 夕紀 「でも」 俺 「んぁ?」 夕紀 「鑑賞してどうするんです?」 俺 「そいつは本人に聞いてくれ」
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