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第108話
飛鳥
「そっちはいたー?」
恋香
「んー、見つからないなぁ……」
飛鳥
「いつもの事だけど凄い迷子だよね!」
恋香
「一種の才能じゃないかな」
飛鳥
「その才能の持ち主を探す私達は一体……!」
恋香
「ま、まあまあ……」
飛鳥
「およ?」
恋香
「え?」
飛鳥
「財布が落ちてる!」
恋香
「届けないと」
飛鳥
「フフフ、一割のお礼……フフフ……」
恋香
「にゅ、飛鳥ちゃんの顔が凄い事になってる」
飛鳥
「冗談だって!」
恋香
「でも、名前とか書いてないのかな?」
飛鳥
「財布に名前は普通書いてな……」
恋香
「…………」
飛鳥
「……あるね!」
恋香
「あるね……」
飛鳥
「スッゴイ見慣れた字と名前がっ!」
恋香
「しかも小銭入れに堂々と」
飛鳥
「あの人は色々大丈夫なのかっ!」
恋香
「ま、まぁ探す手がかりが出来て良かったんじゃないかな」
飛鳥
「でもこれで気兼ねなく一割を……」
恋香
「だ、駄目だよ!?」
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