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第82話
チュンチュン
恋香
「ふわぁぁ~……」
恋香
「ちょっと早く起きすぎちゃったかも」
恋香
「お母さんは、と」
恋香
「やっぱりまだ起きてないか」
恋香
「う~ん……」
恋香
「朝ご飯でも作ってみよう」
トントングツグツシャッシャッシャッ
恋香
「出来た、かな?」
恋香
「まだお母さん起きないなぁ……」
恋香
「どうしよう」
恋香
「あっ、そうだ」
恋香
「~♪ ~~♪」
俺
「ん……ねむ」
恋香
「俺く~ん」
俺
「んぁ、恋香か」
恋香
「あのね、今日早く起きすぎちゃったの」
俺
「ほぅ?」
恋香
「それで、俺くんと飛鳥ちゃんの分のお弁当作ったんだけど……」
俺
「マジか」
恋香
「う、うん、マジ……」
俺
「ありがとな、美味しく食べるわ」ワシャワシャ
恋香
「にゅぅ……」
俺
「ほら、恋香手作りの弁当だとさ」
飛鳥
「……俺、よく教室で手渡し出来るね!」
俺
「何言ってんだ?」
飛鳥
「気にした私が馬鹿だったっ!」
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