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第86話
飛鳥
「ウチの庭で取れたよもぎです！」
俺
「はぁ」
飛鳥
「ウチの庭で取れたよもぎです！」
俺
「で？」
飛鳥
「ウチのｎ」
俺
「大切な事は２回で良い」
飛鳥
「むー」
俺
「いきなりそれ持ってきてどうしろと」
飛鳥
「分かってるくせにー！」
俺
「ったく、明日まで待ちなさい」
飛鳥
「はーい！」
次の日
飛鳥
「来ましたっ！」
俺
「こっちも今出来た」
俺
「そら、よもぎ餅だ」
飛鳥
「やたっ！」
俺
「恋香の分も入ってるから食べ過ぎるなよ」
飛鳥
「いやー、いつもすまないねー！」モグモグ
俺
「持ってくるのは飛鳥だろうが
飛鳥
「この味！ 柔らかさ！ 色！ まさに餅の宝石箱やぁー！」
俺
「そんな宝石箱嫌だわ」
飛鳥
「とにかく美味しいって事さっ！」
俺
「そりゃ良かった、俺も自分の食べるかね」
飛鳥
「うまー！」
飛鳥
「恋ちゃんの分が駄目なら、俺のは貰って良いよね？」
俺
「その伸ばしてくる手を戻せ」
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