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これで一応自己紹介終了か。
さて、これで大事な部分が聞ける。
「あの、それでなんですけど、なんであんなところに座り込んでたんですか?」
「あぁ、それはね、私ずっと実家に暮らしてたんだけどね。ちょっとしたことで親と喧嘩しちゃってね。家を追い出されちゃった。」
少し笑いながら話す上代さん。
「でだ少年、いや、稲道君。キミは彼女とかいるの?」
「彼女?そんなのいませんけど。」
「ふ~ん。稲道君モテそうだから彼女とかいるのかと思ったけど、いないのか。」
?
まぁいいか。
「それで、上代さんは何がいいんですか?」
俺は予算の都合上無料のお冷ですが。
「う~ん、そうだね。これとこれとこれとこれかな。」
え?多くね?今の女性は腹減ったからってそんなに食べるの?
「あ、すいませ~ん。これとこれとこれとこれ。ください。あ、稲道君はいらないの?」
「あ、はい。」
「そう。じゃあそれで。」
上代さんがそう言うと、店員さんはかしこまりましたと言い、席を離れていった。
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