夏が始まる
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「奏太、いつもありがとう!」 暫くしたら桃は泣き止んだ。もう既に笑顔だ。 俺は何もしていない。 でも毎回こうして元気になる。 「奏太!帰ろう!」 もう空は夕焼け空になっていた。 俺も桃も汗ばんでシャツも少し濡れていた。
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