12人が本棚に入れています
本棚に追加
…チュンチュン…
チチチチチチ………
…小鳥たちの声がする…。
朝日の気配。
「まぶしい…」
もう朝か…
起きなくちゃ…。
「…でも…あと5分だけ…
むにゃむにゃ…」
どうせ、特にやることも無いんだから、もう少しぐらい寝ててもいいよね………
ぐ~~……………。
…その時…!!!
「紅こらぁあああっ!!!!!
朝ですよ―!!!!
今すぐ起きんかいこるぁあああっ!!!!!!!!!」
「うわぁああああっ!!!!!?????????」
いきなりの怒鳴り声に、俺は飛び起きる!!!!
いつの間にか、ベッドの横には
高身長の、金髪イケメンである
虎の姿が…!!!
俺は虎に言う!!!
「虎…だから、何度も言うようだけどさ、なんで勝手に入ってくるんだよ!!??
ていうか、なんで入ってこれるんだよ!!??
この、俺の住むアパートに!!
一応、玄関に鍵かけてあるんですけど!!!」
すると虎は一言。
「ベランダの鍵は空いてたけど」
「開いてたからって、普通そこから入ってこないだろ!!!」
「お前な、油断してると泥棒が入ってくるだろーがよー」
「お前だよ!!!!!!!!」
あーもう、完璧に目が覚めたじゃないかー!!!!
俺は虎に言う。
「…それにしてもさ、朝っぱらからどうしたの?
そんな、やる気マンマンな態度…
虎らしくないよ。
朝の虎はいつも、なんか二日酔いでグッタリしてるじゃん…」
すると虎は、予想外の言葉を口にした。
「修行だ紅。
修行に行くぞ」
「………………は?」
最初のコメントを投稿しよう!