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ゴロゴロ…
バーン!!!
「ぶはっ!!」
俺は勢いに乗り、床を転がり
そのまま壁に激突した!!!
「い…痛い~…」
顔面を打ち付けた俺は、痛みをこらえながら起き上がる。
そんな俺に、虎は一言。
「なんだお前、珍しく体を張ってるじゃねーか。
修行する気マンマンだな」
その瞬間、俺は叫ぶ!!!
「マンマンじゃないよ!!!
虎が無理矢理にベッドをひっくり返したからこんな悲劇が起こったんじゃないかー!!!
もう、ホントに野蛮過ぎるよ虎は!!!!」
虎は大きなあくびをしながら答える。
「ごちゃごちゃうるせーな。
いいから、早く支度をして修行に行くって言ってんだろ。
つーか、俺に何度も修行修行と言わせんな。
なんか微妙に恥ずかしくなってきたじゃねーか」
「…ていうかさぁ…
修行って一体、どこで何をするんだよ?」
すると、虎は一言。
「…さぁ…?」
「知らないのかよ!!!!
あーもう、ホントにやる気無くしたよ!!!!!
物を言うなら、きちんとそれなりの準備をしてから言ってよ!!!!」
「ぎゃーぎゃーうるせぇな~。
とりあえず、修行する場所の『地図』はもらってんだよ。
どうやら、この場所に行けば修行出来るみたいだぜ」
「…地図…?」
俺は、虎に手渡された地図を見てみる。
「これは…!!!」
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