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地図を見た俺は、思わず呟く。
「歩いて行ける距離だね。
…ん~、万が一俺が行くとして、虎も一緒に行くよね?」
虎は一言。
「行くわけねーだろ面倒くせぇ」
「はぁ!!??
俺ひとりで行けっての!!!??
そんなんで、よく報酬が欲しいなんて言えるよね!!!」
「だって~…
一緒に行ったらさぁ、俺まで『修行しろ!!』とか言われて巻き込まれるかもしれねぇじゃん?
俺さ、修行とかそういう体育会系みたいなイベントって好きくないんだよね~。
だから紅、お前一人で行ってこい。
頑張れ」
「ちょ、それは流石にひどくない!!???
一人にしないでよ!!!!」
「うるせーな。
女々しいこと言ってんなよ」
「ええ~!!???
やだよー!!虎も来てよー!!!」
「やだ」
…どうやら俺は、一人でその『修行』とやらにいかなくてはいけないようだ…。
…うう…本気で行きたくないんだけど…!!!!
何をさせられるかも分からないし…!!!!
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