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強い… アイツ等は一人ひとりが強い アイツ等が何でイチを捜してるのかわからない でもこれだけはわかる アイツ等は楽しんでる イチを捜しながら誰かを痛めつけるのを楽しんでる イチには近付けたくない BARONGとARGUSで決めたんだ イチを守るって だから 何がなんでも守らなきゃ 「それでだ…アイツ等の何人かは深浪に通ってる」 「…深浪」 ぼそりと呟いたイチは眉間に皺を寄せた 「…イチ?」 「深浪には弱い奴しかいなかった」 「え?…どういうこと?」 「言ってなかった?俺、前は深浪に通ってた。深浪の不良は弱いよ」 片眉を上げたイチは溜め息を吐いた 「わかんねぇ…弱かった奴がそう簡単に強くなるか?」 「他から来たのかも」 見たことない顔のアイツ等 「…辿れば見つけられるかも」 「俺は何もしちゃダメなの?」 「「ダメ」」 全員の声が揃う ふてくされ顔のイチはみんなを睨みつけた 「わかった。何もしないから…」 近づいてきたイチは俺の頬に触れた 「無理しないで」 「わかった」 目を細めて見つめればイチは微笑んで食堂から出て行った 「…よし、アイツ等の正体突き止めるぞ」 「「はい」」 早く片付けなきゃ…
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