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「そういえばさ」 体育館に向かう途中篠田は天井を見上げた 「最近生徒たちが怪我してる理由…知ってる?」 「無差別に襲われてる。で、その何人かが深浪に通ってる…でしょ?」 篠田を見つめると篠田はまっすぐこちらを見た 「…何?」 「いや…何でもない」 何でもない? 明らかに何でもある顔をしてる 「篠田」 「何…っ」 白衣を引っ張って見つめる 目を見開いた篠田は溜息を吐いた 「わかった…話すよ」 眉を下げた篠田は辺りを見渡して顔を近づけた 「襲ってくる奴らは…LOKIってグループ」 LOKI…聞いたことない名前だ 「最近出来たグループ?」 「いや…もっと前からある。2年くらい前」 「ふぅん…」 そんな前からいた奴らが何で今頃になって動くんだ? …俺と関わってるって言ってた でもLOKIなんてグループは知らない じゃあ何が俺と関係してる? 考えてるうちに体育館に着いた 篠田が開けたドアから中に入る 「…何だあれ?」 「揉め事だな…止めないと」 ARGUSと睨み合うグレーのジャージ 本木は壁に凭れてそれを眺めてる 「あれ?」 グレーのジャージの中にいる青髪 まさか… 「…スバル?」 一気に注目された
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