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姿が見えなくなったスバルから床に視線を落とす
…好き
「…俺は……っ…」
しゃがんで膝を抱える
「…はぁ」
ため息を吐いてうなだれた
自分に正直になるって決めたのに
結局俺は何も変われてない
…どうすれば良いんだよ
「…イチ」
名前を呼ばれて顔を上げる
ヤマトが俺を見ながら近づいてきた
「ヤマト…お疲れさま」
笑顔を向けて立ち上がった
「イチ…」
ヤマトの手が頬に触れる
まっすぐ見つめてくるヤマトは眉を下げた
「何かあったの?」
「っ…何でもないよ」
ヤマトの手に自分の手を重ねて微笑む
「もう体育館行こう?」
「…そうだな」
納得できていないようなヤマトと体育館に向かう
俺は……
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