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午後の親睦会は何事もなく終わり、俺はコウタと寮に帰った 着替えてからリビングで2人でテレビを視る ソファに座った俺の足下に座ったコウタは煙草をくわえてテレビを見つめていた 「今日、昼休みに女子に囲まれてたね」 テレビから視線を外してちらりとコウタを見た 「あぁ…うん」 何故かコウタはテレビを見つめたまま返事を濁した 「…コウタ?」 煙草を灰皿に押しつけたコウタは俺の方に振り返った コウタは立ち上がってソファに片膝を付いた 覆い被さってくるコウタを見つめるとコウタは俺の後ろの背凭れに手を付いた 「イチ…聞きたいことがある」 まっすぐ見つめてくるコウタは真剣な顔をしていた 「何?」 「あの青髪と知り合いなの?」 「スバルとは、この前コンビニで合った」 見つめ返すとコウタは眉間に皺を寄せた 「コウタ?」 「スバルの苗字は?」 「高坂だけど…」 ケータイを取り出したコウタは誰かにメールを打ってケータイをしまった 「コウタ?」 「…」 無言のコウタを見つめているとコウタは俺を抱きしめた
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