06

2/12
前へ
/459ページ
次へ
目が痛い… あの部屋にずっといると 現実を突きつけられる 乾いた涙を拭ってバイクを走らせた そして俺は気付いたらあの公園に来ていて ブランコに座って空を見上げた あの時、ハジメは何を見てたんだろう 満月が雲に隠されて辺りが暗くなった それと一緒に沈んだ気持ちがより一層沈んでいく 「っ…」 もう出ないと思っていた涙がまた流れた 動く気にもなれなくて、俺はただ空を見上げた
/459ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1422人が本棚に入れています
本棚に追加