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・・・何したんだ?
「あの~奏がなにか?」
「さっき出てったばっかりなんだよな、奏は。」
「ん~結構前ですけど、多分帰るのは夕方かと・・・」
二人の顔はますます青ざめる。
するといきなり土方さんは顔をあげ、僕の顔をじっと見る。
「な、なんですか?」
「・・・よし、行ける。」
土方さんは近藤さんを連れ、こそこそと話始める。
「し、しかしだなぁ・・・」
「俺らが救われるにはこれしかねぇ・・・。」
・・・なんだ?
そして今度は近藤さんが僕の前に立ち、肩に手を置く。
「惣次郎、頼む。
俺たちを救うと思ってよく聞いてくれ。」
「え、えぇ。
近藤さんの頼みなら何なりと。」
近藤さんは土方さんと顔を合わせ、うなずき合う。
「今だけ、
奏になってはくれまいか!?」
・・・は?
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