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ある晴れた昼下がり。
洗い物も掃除も一段落つき、ちょっとした休憩時間。試衛館の縁側で仔猫を抱きながら僕、沖田 惣次郎は優雅にうたた寝をしていた。
「そーじろー!!」
仔猫が飛び起き、僕の腕からスルリと抜けていく。
「あ・・・」
腕から温もりが消え、急に寒くなる。
「大変大変!!
惣次郎大変!!」
「大変なのは奏の着崩れしまくってる着物。
なにしたの?」
奏は着崩れしまくってる着物の合わせ目から一枚の紙切れを出した。
「なにこれ。」
「果たし状。」
は、果たし状・・・!?
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