キャプテンの座

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―松永 風馬― 葉山君の突然の宣言にみんなは凍りついている。 だって、この部キャプテンは亮輔君だから……。 「オイ!ふざけんな!俺らのキャプテンは亮輔だ!いきなり来た訳の分からないハーフ野郎なんかにキャプテン任せれるか!」 葉山君はポリポリと金色の髪を掻きながら答えた。 「ピーピー騒がないで下さいよ。耳障りですから……」 「何だと!?」 雅樹と隆樹が葉山君に殴り掛かろうとした信爾君を止める。 「分かりました。僕の実力を見てからもう一度返事を考えて貰いたい……。コートに行きましょう。そこで決めさせて上げます」
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