9話

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「彰吾……?」  僅かに開いた扉の隙間に頭を捩じ込んで、中の様子を覗き込む。  室内は明かりが落とされていて薄暗かった。  暖房もつけられておらず、ひやりとした冷たい空気が流れて来る。  こんな時間に一体どこへ行ったのだろう。
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