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再び首を傾げた僕の隣りでは、加賀が頭の後ろで腕を組みながら天井を見上げている。因みに枕は行方不明だ。
「――にしても、幽霊かぁ……」
それからぽつりと、誰にともなく呟き始めた。
「見てみたかったなぁ~!」
好奇心に目を輝かせて、感嘆の溜息を零す。
加賀力也という人物は、根っからのオカルト好きだった。
UFOやUMAと呼ばれる未知の存在に強い憧れを抱いており、少年がそのまま大きくなってしまったような人物でもある。
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