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それにしても面倒くさいものは面倒くさい。いっそ白紙で出してやろうか。
「因みに三〇点も取れない場合は罰があるから真面目に受けろよ」
罰だとぅ！？ 益々面倒くさい事に……。
落ち込む俺に茜先生は声を掛ける。
「――時に如月。二週間後にクラス対抗戦が有ることを今朝話したな？」
「いや、寝てたんで知りません」
ゴツン！
痛い。殴られた。グーで殴られた。
「まぁいい。クラス対抗戦とは一年生の実力や可能性を計る事を目的とした各クラス八対八の人数で行う伝統行事だ」
話を聞いていなかった俺に今朝話したであろう事をもう一度話す茜先生。今度はしっかりと聞く。殴られるの嫌だし。
「その為のクラス代表の八人を選ぶのだが、追試でも点が酷いと強制的に選手には選ばない上にクラス対抗戦の日、一日中トイレ掃除をさせる」
………さて、勉強しないとな。
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