バカはバカを呼ぶ

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―――――――――――――― 所変わって現在帰り道。俺達はファミレスにいた。 「あー面倒くさい。クラス対抗戦に出るかはともかく、一日中トイレ掃除とか本当面倒くさい」 如何にも怠そうに呟く俺。茜先生の話だとトイレ掃除はサボらないように見張りを付けておくそうだ。 「まぁそう言うなって。出る問題はこの前やったのと同じなんだ。最悪答えを覚えておけば三〇点は余裕だろ」 俊平の考えは確かに正しい。しかしそれは一つ問題が有る。 「お前等そもそも答え分かるか?」 「……分からない」 「問題用紙も捨てちまったしなぁ」 はぁ。と三人ともが溜め息。問題が分からないのでは答えを覚える事など出来ない。 どうしようかと悩んでいたが、珍しく道長が意見を言う。 「……廉がいる」 その言葉に俺と俊平はその手があったかと目を開く。 流石は冷静クールキャラ。バカだけど。 「もしもし廉か? 今から言う物を持って三〇分以内に学園近くのファミレス集合」 『えっ。ちょっと歩!? ま、待――』 言い終わる前に電話を切る。これで大丈夫だろ。
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