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(…ハァッ…ハァ…ッ…)
とても長く続く闇を、
気付くと私は何時も走っている。
変わらない景色。
変わらない悲鳴。
変わらない現状。
そして、変わらない…私。
私は其処を、「永遠の闇」
そう呼んでいる。
果てのない闇。
その闇を、私は只がむしゃらに走る。
…そして、『何か』から逃げている。
(…いや…来ないで…!)
私は逃げる。
ひたすら走り続ける。
…そして、
突き飛ばされた衝撃。
大地に広がる温かい血…。
(ぃ…いやッ……!)
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