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「いやぁああぁぁあッッ!!!」
ガバッ
「…ハァッ…ハァ…」
身体中が汗で湿っている。
……また…あの夢……。
何度も何度も私を襲う悪夢。
私は逃げて、逃げて…。
そして此処で何時も目が覚める。
誰かが私を殺しに来る…。
まるで、出口のない迷路に
迷い混んだ様な感覚。
そしてその果てに有るのは…恐怖。
「…もうイヤ……。」
やだ…、視界がぼやけて来ちゃった…。
思わず俯くと、手には無数の水滴。
あぁ、そっか…。
私……泣いてるんだ……。
私が自覚した頃には、もう意識は無かった。
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