プロローグ

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  辺りにあるのは岩と石。後は枯れそうな草と木が根を剥き出しにして生えている程度だ。 山の中に激しい風を防ぐ木はない。見下ろせばほぼ断崖絶壁。 後ろから風が吹けば頭から落ちてしまいそうな状態。恐怖はない訳ではない。 だが、そんなものよりも心を引き付ける光景が恐怖を忘れさせている。 『狩人と竜の戦い』。 まだ新米である俺と俺の友達が到底達する事のできない領域の『狩り』が今、崖の下で行われている。 『星海の狩人、序章』
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