変人さん達

Ｈ君

一緒の研究室となってから、ほぼ初めて会話しました。

昔から人見知りの激しい私は、彼から「何だ、こいつ」と
罵倒されたら、いや、蔑みの目で見られたらどうしよう！
だって、エージェントだし！なんか雰囲気違うし！日本、てかこんな辺鄙なとこにある意味いなさそうだし！
と、自分の頭の中は被害妄想を通り越してただの悪口になっており、近づくのをためらってました。

まあでも、同じ研究室属してるんで、当然グループワークもある訳で。
気が付いたら普通に話してました。
その時は「なんだ。気さくに話してくれる、良い人やん。まあ、エージェントだけど。」
ぐらいに思ってて、時々変わってるなーと感じながらも、普通に関わっていました。

…ほどなくして、彼の洗礼を受けることになります。