不幸中の幸い

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それはそれとして。手を離してくれないと困るんだがどうしたもんか……。 「……また遊びに来る。約束だ」 「やくそく…?」 「そ、約束」 ヴィヴィオと視線を合わせる為に少し屈んで右手の小指をだす。ヴィヴィオもそれに納得してくれたのかその小指を自分の小指で握ってくれた。 「約束、また遊びに来てね?」 「ああ。明日は学校だから会えるのは午後からだな。それでいいですか?」 後ろでニコニコしながら見ているシスターシャッハとなのはさんに許可を求めると、案外すんなり承諾してくれた。 「それじゃヴィヴィオ、またな」 「うん。バイバイ」 こうして、俺の怒涛の1日が終わる。  さて、これからどうなることやら……
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